2018-03-31

日々雑記 2018 Mar. #3

21日(水)




キャベチーサンド、コーヒー。
マヨネーズ(あんまり好きじゃない)をつなぎにしなくても、食べるときにキャベツがぽろぽろこぼれることがないようにと編み出した技。片面をトーストしたパンの焼いてない面にチーズを敷いてスタンバイさせておく。せん切りキャベツをさっと炒めて胡椒をふって、シュレッドチーズを混ぜる。待っているパンにキャベチーを熱いうちに乗せ、チーズをぱらぱらふってからもう1枚のパンを乗せ、きゅっと押してなじませてから切る。めんどくさいときは切らずに食べるけど。めんどくさいときのほうが多いけど。




ちくわとにらのたまごとじうどん。


22日(木)




野菜炒めのっけうどん。

がっつり食べたら映画を観に行く。観た者の語彙を奪うと話題のアレだ。


以前、仕事が終わったら観ようと思っていたところ、さて観るぞと思ったら上映終了してしまっていた「バーフバリ 王の凱旋」。前作「バーフバリ 伝説誕生」と連続で上映しているので一気に観るしかないだろうこれは。連日満席とのことなので始業時間に行ってみたら、もう行列ができていた。券売機のところにスタッフさんがついていて、提携館割引で買おうとしたら、2作観るならさらに500円お得なセット割があると教えてくださって助かった。20分のインターバルを挟んで2作イッキに観たわたしはみごと語彙を奪われ、他人にこの映画を説明するときには「ぐわーっ」「どーん」「ばーん」「ぎゅんぎゅんぎゅん」を多用し、最終的に「もう、観て!」「王を称えよ!」「バーフバリ!バーフバリ!」でシメることであろう。

上映の合間に外に出ていたわたくしが商店街ですれ違ったハシボソさん。


人通りの多い歩道をふつうにてくてく歩いてた。

雨がぽつぽつ降っていたので、近くまで来ていたのだけど御所を散歩するのはあきらめて電車に乗った。差し入れにと美味しいラスクを買っていつもの書店へ。ほんとは某有名豆餅を買っていこうと思っていたのだけど、行列を見てくじけてしまったのであった。

買いました。


ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』(鼓直 訳 水声社)。やっと……書店で普通に買える日が来たんだなあ……(嗚咽)

帰宅して遅い昼食。もう夕方だけど。


干し白菜とキャベツの焼きそば。
キャベツはさっと炒めるくらいでも美味いけど、じっくり焦がし気味に焼くのも美味い。

23日(金)




ラズベリージャムサンド、紅茶。




かぼちゃと豆のカレー、麦飯。

用事で出かけたついでに、こないだの枝垂桜を見にいった。


満開。

その近くの乙女椿。


夢みたいだ。

すっかり日が暮れた遊歩道を歩いていたら、野良猫2匹がにゃーにゃーいって(「なんだよう、オマエだれだよう」「ここでなにしてるんだよう」とか多分そういうこといってるんだろうと思う)見てきたので、目をそらして「敵意ないです。むしろお友達になりたいです」オーラを発しているつもりでゆっくり歩き過ぎ、立ち止まって振り返ってみたら、2匹ともついてきていた。背を向けたまましゃがんでときどき振り向くと2匹がだんだん近づいてきてて「だるまさんがころんだ」状態になったので、ゆっくり立ち上がって、彼らの方に歩み寄ってみた。適度な距離をとってしゃがむと、1匹が近づいてきてわたしの周りをぐるっと回ってまた前に来たので指を出すと、においをかぎ、鼻をちょんとくっつけて、そのままごろっと転がった。「敵ではない人」「なんかくれるかもしれない人」と認識されたようだが、ごめん、なにも持ってない。後ろから自転車が来たので今夜はお開き。また出会ったときのために、オヤツをポケットに常備したい。


24日(土)




野菜ときのこの中華丼、沈んでいてなんだかわからないが高野豆腐の味噌汁。

食べたら食材(無料)の調達に。


……ど根性カンゾウ(これは採りません)


収穫:セイヨウカラシナ、セイヨウアブラナ、セリ、ヤブカンゾウ、ツクシ。




野草膳:カラシナと薄揚げの煮びたし、ツクシのきんぴら、カンゾウの酢味噌和え、セリ飯、アブラナのかきたま汁。

午後はベランダで農作業ののち、散歩に出る。


よい。


ノハラムラサキを見つけるとうれしくなる。

収穫もある。


クレソン、カキドオシ、ヨモギ、カラスノエンドウ、ノヂシャ。


25日(日)




煮りんご、チーズマフィン、紅茶。




野草膳:カラスノエンドウの塩昆布炒め、ツクシのたまごとじ、ノヂシャのおひたし、カキドオシ飯、クレソンの味噌汁。
カキドオシ飯は、葉と花を油で炒め、塩で味つけして飯に混ぜ込んだ。草餅が好きならイケる味だと思う。

オブツサ子の花茎


伸びてきたね。


26日(月)




ヨモギと薄揚げのおじや。

夕方、食材を採りがてら、散歩。


ウグイスいた(わかりにくい)

あっ、カワセミがいる!と思ったら、すっと飛び上がったので、あーどっか行くのか、と思いきや、川にダイブ!見事魚を獲った!


が、写真はこんなのしか撮れなかった……

キュウリグサ。


はじめてまともに撮れた気がする。

ノハラムラサキ。


キュウリグサによく似ているけど、ほんの少し花が大きく、ほんの少し色が濃い。花の中心部から白いラインが放射状に出る。どちらもほんとうにかわいらしい。

西日に輝くユキヤナギ。


晩酌


じゃこおろし、カラシナ酢味噌和え、えのきだけの下の部分のバター醤油ソテー。


27日(火)




炒りたまご、焼きマフィン、紅茶。


28日(水)




チーズマフィン、紅茶。

夕方歩いた道のサクラ。


いつもと違う道を歩いていて、小さな古書店を見つけた。棚の配置や本の置き方が工夫されていて、こぢんまりした店内に、かなりの冊数が置かれていた。欲しい本はたくさんあったが、3冊選んでレジに持っていった。「よい本を選んでいただいて」とお店の方が微笑んでくださった。


本日購入した本たち。

帰り道のサクラ。


夜の花は好きだ。


29日(木)




豆腐ブルジ、焼きマフィン、紅茶。
アンダブルジ(西インドのスクランブルド・エッグズ)を豆腐でつくってみた。鍋に油とクミンシードを熱して香りが出たらみじん切りのにんにく生姜、刻んだ玉ねぎを炒め、玉ねぎが透き通ってきたら刻んだ野菜(なんでもいいけど、今回はししとうとピーマンを使用)とトマトを加え、ターメリック、コリアンダーパウダー、塩で味つけし、豆腐(アンダブルジの場合は溶きたまご)を加えて炒める。豆腐は1丁だと多すぎるなと思ったけど、めんどくさいので1丁どかんと入れてしまった。やっぱりもっと野菜が多い方が美味いと思った。




ムングダール、カラシナのサブジ、麦飯、大根のアチャール。
カラシナのサブジは、ネットで見たブロッコリーのサブジの作り方を参考にした。といってもカラシナはブロッコリーよりも火の通りが早いので、炒め時間を短くした程度だけど。ほろ苦さが美味い。

花粉のせいでベランダ農作業がつらいが、蒔いた種が芽を出したりしているのを見つけると報われる。


コリアンダー始動。

おやつ


煮りんご、紅茶。煮りんごはあと一瓶になった。

晩酌


カラシナ塩漬けで、輪島土産に買ってきたまま冷蔵庫に埋もれさせていた地酒を一杯。


30日(金)




昨日の残りもの盛り合わせライス。食べたら出かける。富山で1泊するのだ。


31日(土)

午後9時過ぎ、富山より帰洛。富山の旅が楽しすぎて新年度がすでにつらい。

帰る直前に撮った写真。


みんな桜を見てたけど、コブシがこんなにきれいに咲いていた。

2018-03-20

日々雑記 2018 Mar. #2

11日(日)




白菜と薄揚げのうどん。




厚揚げと焼き豆腐と菜花の炊き合わせ、白ごはん、キャベツとにんじんの味噌汁、干し大根の漬物。
昨日カラシナ畑(中州)がなくなっていたのを知り、自棄になってスーパーで菜花を買ってしまったのだ。

おやつ


温りんごとりんご紅茶。
切って塩をふったりんごをレンチンして、レモン汁をかけただけのもの。りんごは福島産。

震災とは関係のない小説だけど、なぜか辻原登の「家族写真」という短篇を思い出して読み返した。


読んで、ああ、それでか、と思った。元来不条理な死と折り合いをつけるために、人は物語を必要とし、それを生む、そういう機微が描かれていたのだった。
「よくきてくれた、玉緒。これでまたみんな揃ったね」
 突然、父親の声がきこえた。
 玉緒は軽く目を閉じた。その瞬間、左手の先が父親の肩に触れた。あの朝の、毛糸の手袋の先からしみてきた霜がよみがえった。涙が溢れ出た。
「しあわせになりなさい」
 優しすぎる声で父親が娘に語りかけた。
 玉緒は、たしかに父親の肩に触れたし、その声も聞いた。死んだ人間が排除されているわけではなかったのだ。むしろ、ここからいなくなったのは父親ではなく、自分のほうなのだという思いが、玉緒の心に熱くこみあげた。
「遅くなってごめんなさい」
「いいんだ。しあわせになりなさい」
(p. 22)
死の理不尽さと折り合うために、自らに罪があるという物語をも人は必要とすることがある。ただ、いま生きているひとたちが、しあわせであってほしいと強く思う。

散歩に出かけ、別のセイヨウカラシナわさわさポイントを見に行った。


無事にわさわさしていた。

というわけで


わりと本気出してしまった。スイバ(ギシギシも少し)、ミチタネツケバナ、ノヂシャ、セイヨウカラシナ。
今日は掃除してさっと湯通し、カラシナの半分を塩漬けにして終了。


12日(月)




菜花(市販の)と薄揚げのうどん。

本日の夕空


やさしい色だった。

野草をアテに晩酌。


セイヨウカラシナのツナ味噌和え、手前の皿の奥:スイバの味噌和え、手前左:ミチタネツケバナの胡麻和え、手前右:ノヂシャの胡麻和え。
ミチタネツケバナは湯がくと辛味が飛ぶし、クレソンほど香りがないので生で食べたほうがよさそう。スイバは酸味があるので酢味噌和え味。カラシナとノヂシャは安定の美味。


13日(火)




カラシナごはん、スイバの味噌汁、干し大根の漬物。
ちりめんじゃこをフライパンで乾煎りして(もちろんごま油で炒めても美味い)、カラシナを加えて炒め、炒りごまを加えて塩で味つけした「菜飯の素」で混ぜごはん。美味すぎてあっというまに三杯飯。

ぼちぼちよかろうと、コリアンダー(買ってきたの)とニラ(採ってきたの)の種まき。無事に育ってください。

今年はなぜか用紙が送付されてこなかったので、国税庁HPで確定申告書作成。カードリーダがないので送信不可、プリントして持参という形になるが、プリンタがないのでネットプリント。ぜんぜんお得感がない。




ソース焼きそば。

白菜を干す。


干したら出かける。税務署で確定申告を済ませ、京都文化博物館で「ターナー 風景の詩」展を見る。キャンベルの詩集の挿絵のために描かれた水彩と、本に使用された版画が並べて展示してあったのが興味深かった。晩年の「タイトルがあっても何が描かれているのか判然としない」「風景画ってなに?」な作品が好物なのだけど、版画がほんとによかった。肉筆画のコピーとしてでなく、芸術としての版画の価値をターナー自身が認めていたのだろうな。そうそう、フォントヒル・アビーの絵があって、キャプションに「ターナーのパトロンの大富豪ウィリアム・ベックフォードが指揮して建造した修道院風建築」「ベックフォードは作家として『も』有名」みたいなことが書いてあって、「いやワシ、ベックフォードは作家としてしか知らんかったわ」と思うなど。あー、あくせく働かんとああいう小説書いとったんやな、と思うなど。※個人の偏見です

そうそう、エレベーター前にこんなものが


肖像になるんだ……

同館フィルムシアターで溝口健二監督『雪夫人絵図』を見る。……えーと、久我美子がかわいかったです、くらいしかいうことがない。あと、構図とかキャメラの技術にはしびれました、か。うーん……原作は舟橋聖一か。読んだことないけど、どうなん?「気高く、つつましく、官能的な雪夫人は、ごく古風なる日本女性の理想像と言えよう」ってのは、S社の書籍紹介文なんだけど、なんでしょうか、この悪い意味での男の妄想炸裂っぷりは。ワシには「気高く」はまあともかく、「つつましく、官能的」というのも、映画を見た限りでは、「つつましさ」とは意志の弱さからくる流されやすさ、「官能性」とは、そんなものはたぶんこの世のどこにも存在しないであろう性依存とか、早い話が「身も心も男の言いなり」。「女の体には魔物が棲んでいるんですわ。心では拒んでも、体が受け入れてしまうの」とかいうセリフ、いくらなんでもありえなさすぎて笑えてきた。これが理想像っていわれたら鼻白むしかないです。まあ五百万歩ゆずってそういうのがあるとして、では「気高さ」はってえと、はい、気高くあればあるほど、それが蹂躙されるのを見る悦びが大きいと、これまた男の妄想のダシですダシ。まあ時代のものかもしれませんけれども、女をオノレの都合のいいモノでなく、意志ある人間として見るところからはじめていただきたいものです。


14日(水)




さんま塩焼き缶丼、白菜と薄揚げの味噌汁、カラシナ塩漬け。
せん切り生姜と斜め切りのねぎを炒め、さんま缶を加えてほぐしながら炒め、ちょっとだけ残ってたえのきだけを加えたものを麦飯にのっけて刻み海苔をトッピング。見た目はアレだけど美味い。


15日(木)




チーズサンドトースト、コーヒー。
10枚切りの食パン2枚にシュレッドチーズを挟んで両面をトーストしたら、両面トースト2枚に挟むより、パンとチーズに一体感が出てよかった。




きのこ豆腐、麦飯、白菜と薄揚げの味噌汁。
麻婆豆腐のひき肉のかわりに、粗みじんに切ったきのこを使う。きのこはなんでもいいけど今日はエリンギとえのきだけを使用。もちろんごはんにのっけてかっこむのだ。

本日はウチで仕事。ときどき嫌になってベランダの衆の世話をしていて、再生ネギの鉢にコリアンダーが芽を出しているのを発見。


ネギを植えている鉢は、去年ハダニにやられて全滅したコリアンダーの跡地。一年休んでいたものが芽を出したらしい。元気に育ってほしい。

鴨川の土手からお連れしたハッカも新芽がたくさん出てきた。


隣のプランターにまでランナーを伸ばしてお盛んである。画面上端の明るい緑は、何者かいまだ身元不明のアブラナ科らしき植物。

白菜はいい感じに半生になった。


取り込んで、ジップロックに入れて保存。

晩酌


ほうれんそうのチーズソースグラタン。
茹でたほうれんそうに塩胡椒して、市販のホワイトソースにシュレッドチーズを混ぜたものを乗せ、粉チーズをふってオーブンで焼いた。グラタンにするほうれんそうはくたくたに柔らかく茹でた方が美味い(最近は1把買ったら大鍋の湯にいっぺんに入れて、半分は早めに引き上げてシャキ感を残し、もう半分はゆっくり茹でてくったりさせるという二段構えにしたりしている)。焦げ目がしっかりついてなかったがまあいいやと食べた。


16日(金)




ほうれんそうとたまねぎの丼、インスタント味噌汁。

ぽつぽつ雨の降る中、用事で外出。出先の近くで見かけた枝垂桜の下に入ってみた。


ベニシダレかな。


風で揺れるのでピントが甘い。

いつも散歩している川をさらに上流の方までさかのぼってみた。


寂しいヒヤシンスが咲いてた。紫の花の写真は難しい。どうしても青っぽく撮れてしまう。

帰りは反対側を歩いて、ふきのとうを見つけた。食べごろなのはひとつだけで、あとはもう花が咲いていた。

ということで、本日の収穫。


セイヨウカラシナ、フキノトウ、カラスノエンドウ。下ごしらえだけして本日は終了。


17日(土)




カラシナ炒飯、にんじんと玉ねぎとにらのスープ。
炒飯には、麦飯、たまご、にんじん、こないだつくった菜飯の素を使用。

昼の野草膳


セイヨウカラシナと豆腐の炒めもの、蕗味噌、麦飯、カラスノエンドウの味噌汁。
炒めものにはにんじんとツナ缶も入れた。カラスノエンドウは生を天ぷらにしたり、茹でて水にさらして汁の実やおひたしにすることが多いけど、同属なので豆苗と同じように使うと間違いないと思う。まあちょっと毛深いんだけど。オイスターソース炒めにするとたぶん美味いだろう。

午後はベランダで土づくり。花粉(と土埃)で死にそう。ちょっと休憩。


鶴の子、紅茶。

本日は聖パトリックの日。ということで晩酌は


ギネス、コンビーフとキャベツ、といきたいところだけど、コンビーフは食べないので、キャベツのグリル。焦げたけどうまい。それとにんじんのピクルス。


18日(日)

春の18きっぷ旅2018第1回目。なかなか面白かったので、別に書く予定。


19日(月)




トースト、ヨーグルト、紅茶。
ヨーグルトは「ブルーベリーソース入り」と表記されていて、なんとなくブルーベリー色だったのでそういうものかと思って食べていたら、底にどろっとかたまっていた。早めに教えてほしい。(注意書きを読め)


20日(火)

オブツサ子がやる気だ!


去年は外壁工事のため日照不足で、花を咲かせてくれなかったからなあ……うれしい。まあ暴れてしまったのを仕立て直さないといけないのではあるけど。

よろこびの日の朝食。


トースト、ラズベリージャム、紅茶。
まあ、いつもと特にはかわらないのであった。

晩めしはたいていかんたんなものにしていて、昨晩は梅干しととろろ昆布をのっけたにゅうめんにでもしようかと思い、とろろ昆布を探したのだけど見つけられず、おかしいな、まだあったはずなのに、と思ったものの、ないものは仕方ないので今日買ってきたが、いま片づけをしていて見つけた「ごはんの友」というラベルの貼られたおかきの缶から出てきた。そんな缶にはまっったく覚えがないのだが。酔うとわれながら謎の行動をしがちなのだが、酒飲んで片づけをしたときにつくったのだろうなこれ。酒やめるか。(無理)