2018-02-28

日々雑記 2018 Feb. #3

21日(水)




かますの干物の焼いたの、麦飯、大根とにんじんの味噌汁。

晩酌のアテは、小鯛フィレのトマト煮込み缶詰(賞味期限切れ)。ビールが進む。


22日(木)




トースト、ラズベリージャム、アップルティー。

某所で仕事。早い時間は最寄駅からのバスがないため、一駅先からコミュニティバスを利用して、帰りはどっちのバスもないのでタクシーで最寄り駅まで、ということになるのだけど、せっかく事前にそれぞれの切符を買っておいたのに、往路、最寄り駅までの切符で改札を通ってしまった。その前の地下鉄ではJRの切符で改札通ろうとしてピンポン鳴らしてしまうなど、もうボケボケだ。でも帰りの最寄り駅で蒸気機関車が通って行くのを見られたのでよしとしよう。しかし突然のことに「えっ?SL?なんで?なんで?客車ひいてるけど、なんか前に電気機関車ついてたよね?」となり、写真を撮るのも忘れて呆然と見送ってしまったのは残念。

帰宅して、昼



余り食材全入れ丼、もやし甘酢醤油漬け、インスタントのキムチスープ。
一昨日、昨日と食べて、ちょっとだけ残った大根とにんじんの味噌汁に、昨夜の缶詰の煮汁を足し、中途半端に残った玉ねぎ、しめじ、えのき、魚肉ソーセージと麩を入れてさっと煮て、水分が多い感じだったので乾燥わかめを加えたものを麦飯にのっけたというシロモノだけど、案外うまかった。

おやつ


焼き芋、ほうじ茶。
昼めしと並行して準備した。芋を濡れ新聞紙にくるみ、アルミホイルで巻いて170℃のオーブンに放り込んで90分、余熱15分でねっとり焼きあがった芋のうまさよ。

夕方散歩。そろそろ花粉がきつい。

ボケ


サザンカ


ニセカラクサケマン


ハコベ


カラス


絶対こっち見てる。

寝る前に、あ、午前見たSL、あれ北びわこ号じゃね?と気づいて調べたら、鉄道写真を撮影されている方がブログに書いておられた。春の運行前の試運転のために牽引されていくところだったらしい。スッキリ。


23日(金)

本日は在宅で仕事。




タカキベーカリーのスイートポテトデニッシュ、コーヒー。




タイカレー入りたまご炒め、白ごはん、もやしの甘酢醤油漬け。
しょうが、玉ねぎ、ピーマンを炒めて、いなばのツナとタイカレー缶(グリーン)を加えてたまごでとじた。賞味期限切れ缶詰消費料理としてひねり出したものだけど、これ美味いよ。タイカレー缶は三つセットのを買ったのであとふたつあるんだけど、ふたつともこれでもいいと思うほど。たまご2個使用で二人前はいける感じ(ごはんおかわりした)。ひょっとしてカニカマ入れたら偽プーパッポンカリーになるのでは。

おやつ


干し柿、緑茶。


24日(土)

本日も在宅で仕事。




梅粥。

ちょっと休憩。


干し杏とドクダミ茶。




野菜炒め、もやしの甘酢醤油漬け、麦飯、インスタントのほうれん草と麩の味噌汁。
野菜炒めはスライスにんにくと魚肉ソーセージをサラダ油でじっくり焼いたところにタレ(豆板醤、甜面醤、酒、オイスターソースを混ぜておいたの)を入れてしばらく炒め、キャベツ、ピーマン、きくらげを加えて炒め合わせたもの。ごはんが進む味。

おやつ


りんご柚子茶和え、りんご紅茶。


25日(日)




塩パン、コーヒー。




白菜うどん。
土鍋にごま油をまぶした白菜(全部ボウルに入れるなどしてざざっとまぶしてやるといいのだけど、洗い物が増えるのが嫌で、土鍋に白菜を少し入れてごま油をたらして混ぜ、その上に白菜を載せて油たらりという感じで三回くらいに分けてやった)を山盛りにして


蓋をして火にかけ、しばらくすると


こうヘタるので、これに酒、昆布茶を加え、水を足して塩加減して、うどんを入れて煮て、仕上げに胡椒とラー油をかけて食うべし。これ、キャベツ+オリーブ油+塩レモンでもいけそうな気がする。「セロリの葉でも美味しそう」というご意見をいただいたけど、ああ、それはぜったい美味しい!

おやつ


柚子茶。いまだに適量がよくわからない(濃かった)。

本日届いた本


レオ・ペルッツ『レオナルドのユダ』(鈴木芳子 訳 エディションq)。


26日(月)




キャベツトースト、インスタントのミネストローネ(パンに載せきれなかったキャベツを足した)。
パンには刻んだキャベツを載せ、塩、クミンパウダー、コリアンダーパウダーをふって焼き、食べるときにオリーブオイルをかけた。美味い。トーストを焼くときは高温で表面を一気に焼くのがいいのだけど、これは低めの温度でじっくり焼いて水分をとばしたほうが、カリっとした部分と、キャベツの下のふわっとしてて、そこに油がじゅわんとしみてる部分のコントラストが効いてよいと思う。


27日(火)




納豆トースト、コーヒー。
パンに味噌とケチャップを塗り、味つけしていない納豆、チーズを載せて焼いた。焼いている間のニオイが凄くてなんというか雑巾のようだったのだが、味は……想像の範疇を超えるものではなかった。まあそういう味。

巨大根をいただいたので、インド漬物をつくる。


テキトーなつくりかただけど、普通サイズの大根半分程度なら、ターメリック、マスタードパウダー、フェヌグリークパウダーを各ティースプーン1杯、塩カレースプーン1杯弱、カイエンペッパーを好きなだけ混ぜ、にんにく2かけ分、しょうがはにんにくと同量程度をすりおろしたもの、レモン汁をお好みで混ぜてペーストをつくっておき、鍋に油をだばっと入れ(100㏄くらいか)マスタードシードとカレーリーフ(なければ省略)、ベイリーフを加えて火にかけ、パチパチはじけたら角切りにした大根を入れてしばらく炒め、スパイスペーストを加えて混ぜたら火を止める。とか書いてはみたものの、今回フェヌグリークパウダーが切れていたので粒のを油に入れたし、韓国唐辛子パウダーが賞味期限切れなのでカイエンペッパーのかわりに使ったしで、かなりいい加減。

巨大根は、あと普通サイズの大根換算で2本分はあるので、西洋風の甘いピクルスとトルコ風の塩っぱいピクルスをつくるか。

夜、ぼんやり考え事をしているとき、泣き所が他人と違うと指摘されることがよくある自分は、そういえば馬が登場する物語では高確率で泣くことに思い至った。ナルニア国物語『魔術師のおい』でも、馬車馬だったストロベリーがアスランによって天馬にされる場面、「翼を持て。すべての天馬の父となれ」というアスランの咆哮に号泣していた。いま読んでいるイラーセク『チェコの伝説と歴史』でも、名君リブシェ女王が理不尽な侮辱を受けようと、男たちとの戦いで少女が無残に殺されようと泣かないわたしが、ホリミールと愛馬シェミークの話では、君主に諫言し(その結果なんやかんやあって)、死罪を言い渡されたホリミールが厩のシェミークを迎えに行き、喜んだシェミークがいななき、床を前足で打っただけで涙ぐんでいたわけで。その後
 彼がシェミークのくつわを取って小屋から広場に現れると、露台にいた公や家長や首長たちも、下の中庭で見ていた鉱夫や番兵や人々も、皆驚きの声を上げた。皆の驚きは、シェミークの荒々しいほどの力強さと美しさに対してであった。
(p. 85)
に堪えきれず、
  ホリミールが二回目の口笛を吹くと、馬は一方の門から向かい側の門に向かって駆けだした。土塁の近くに来た時、彼は三回目の口笛を吹き叫んだ。
 「シェミーク、さあ飛べ。」
 彼はひざで締めつけ、風になびくたてがみに身を寄せた。その時シェミークが言った。
 「旦那様、しっかり掴まって。」最初の一歩で馬は土塁を飛び越え、次の長い跳躍で丸太の城壁を越えてしまった。
(p. 85)
で滂沱の涙ですよ。断崖をためらうことなく飛び降り、無事主人を村に連れ帰ったものの、このときの怪我がもとでシェミークは死んでしまうんですよ……行いを許され再び城に招かれたけれども、愛馬が心配で急いで帰ってきた主人に向かい、もう立っていることもできず横になっていたシェミークは、自分はもう死ぬが、どうか死んでも自分の体を鳥や獣のほしいままに捨て置かず、屋敷の門の前に葬ってほしいと頼む、でたまらず号泣。前世は馬だったのかとか思うほど。まあどうかしてはいる。


28日(水)




素トースト、コーヒー。

夕方、ネパールに留学されていた方から、大根の漬物はネパール語で「ムラコアチャール」というのだと教えていただく。「ムラ」=「大根」、「コ」=「の」、「アチャール」=「漬物」なのだそうだ。勉強になるなあ。そういや「あちゃら漬け」って「アチャール」からきてたな、なんて思ったり。

さて、薄揚げの乾煎り焦がし醤油味と、味がなじんだムラコアチャールをつまんでビール飲んでとっとと寝よう。明日は5時起きなのだ(もっと早くてもいい)。

2018-02-20

日々雑記 2018 Feb. #2

11日(日)

朝から快調に降っている。


あっという間にこのとおり。


大雪は明日、明後日ときいていたのだが。ていうかわたしは京都に帰れるのか。

午前中に、義弟が熱の下がった姪2を連れて来る。姪1は来る気まんまんだったらしいが、熱が下がっていないので妹と自宅待機の由。2は思うさま走り回り、飛び跳ね、奇声を発している。義弟に「いつもこんなんですか」と尋ねると、「いつもこんなんです」との答えが返ってきた。おねえちゃんがいないから羽を伸ばしているわけではないらしい。


お絵かきのようす。右手首のあたりの赤い丸だが、下書きの際に左側のはりんごで、右側のはみのむしだと聞いていたわたしが「どっちも赤いんねえか(どちらも赤いではないですか)」というと、「りんごに化けとんなる(りんごに化けておられるのです)」と即答。子供の口から出まかせ能力の高さときたら、羨ましいものがある。

ふたりは昼ごはんを食べて帰っていった。


今回姪たちに貢いだ本。

積もる前に、と午後はやい時間に出石の温泉に行く。寒ければ寒いほど露天風呂が気持ちよいわけで、端的に言ってもう最高でした。

夕方、大雪警報が出る。寝起きしている部屋には暖房がなく、室温は4℃。布団にもぐって片手ずつ温めながらレオ・ペルッツ『第三の魔弾』を読む。


12日(月)

今日は大雪ときいていたのだけど


午前中にやんだ。目覚めた時には2℃だった室温も昼には5℃まで上がり、おー、あったかいねえ、と思ってしまったが、それちょっとおかしくないか。いやそれ以前に、わたしの部屋より冷蔵庫内のほうがどう考えても暖かいというのもちょっとおかしいだろ。2℃といえばチルド室の温度。しかし高校出るまでは、ここで毎日寝起きしていたのだなあ……

午後、せっかく晴れているのだから散歩にでも行こうかと思ったが、中途半端に溶けたシャーベット状の雪で道路がびしゃびしゃで、履いて帰ってきたスニーカーでは無理と判断、ウチにこもることにした。することがなくて読書が進むかと思いきや、自室が寒すぎるので居間で読もうとすると、父がテレビを見ているか、見ていなくても、PCの立ち上がりが遅いとかなんとかグチグチとネガティブなひとりごとをいっているので、本に集中できなくて自室に帰ると寒すぎる、となかなか進まない中で『第三の魔弾』読了。以下読書メーターに書いた感想を転記。
先に『アンチクリストの誕生』を読んでいたためか、本作には若干雑な印象を受けた。グルムバッハ伯、メンドーサ公、コルテスの主役三人にせよ、イェクライン、カルボナーロ、ノバロといった脇役たちにせよ、男たちは軒並み濃ゆいキャラなのに、二発目の銃弾が狙うのが「地獄の女」というなら、その魔性をもうちょっと書いてほしかった気がする。とはいえ物語の組み立て、仕掛けはさすがに面白く、呪いが成就し、三発目の銃弾によって永遠に失われたものとは何かがわかったときにはゾクゾクした。これから読まれる方は、解説を先に読まれませぬよう。

4560072019第三の魔弾 (白水Uブックス)
レオ・ペルッツ 前川 道介
白水社 2015-07-08by G-Tools


13日(火)

夜中に-4℃まで下がったそうで、目が覚めたときには頭の先まで布団にもぐっていた。自室はひょっとしたらパーシャル室並みに冷えていたかもしれない。

外は


うわぁ……

昨日の日中にだいぶ溶けたおかげで氷柱ができている。


帰れるのか心配になったが、城崎から鳥取方面の電車は運休だけど京都方面は動いているらしい。

レオ・ペルッツ『夜毎に石の橋の下で』読了。読書メーターに書いた感想を転記。
ルドルフ二世時代のプラハを舞台とする14の物語は、それぞれにひねりのきいたオチが用意されていてそれ自体で完結するものだけど、どれもが謎を抱え持っている。各話は少しずつ重なり合い、読み進むうちに、新しい物語の中には先の物語のかすかな響きが聞こえ、点在していたものがつながり謎が明かされていくのだが、時系列が周到に乱されて配置されており、最後の最後に初めてひとつの大きな絵が見え、すべての物語が調和のうちに鳴り響き、エピローグでそれら物語の痕跡が跡形もなく消し去られるのに立ち会うという構成。見事というほかはない。
ペルッツをもっと読みたい。

4336055173夜毎に石の橋の下で
レオ・ペルッツ 垂野創一郎
国書刊行会 2012-07-25by G-Tools


14日(水)




野菜炒めのっけラーメン。

しばらく極寒の部屋で寝起きしていたおかげで体が寒冷地仕様になったらしく、以前ならフリースジャケットを着ていた温度でも、それなしで割と平気。人体すごい。




牡蠣鍋。


15日(木)




昨夜の鍋の残り汁で煮込みうどん。

仕事帰りに、注文していた本を受け取りにいつもの書店へ。


本日購入した本:穂村弘『ぼくの宝物絵本』(河出文庫)。

それから図書館へ。二人読書会の課題本カズオ・イシグロ『忘れられた巨人』を借りようと思ったところ、ノーベル文学賞受賞の煽りを受け(?)貸し出し中で、17人が予約している状態。あったら借りようと思っていた『火の後に:片山廣子翻訳集成』も貸し出し中。カズオ・イシグロとは違って一般的に話題になっているとは思われない本を、誰かが借りて読んでいるのだなと思うと、ちょっと嬉しい。


本日借りた本:アロイス・イラーセク『チェコの伝説と歴史』(浦井康男 訳 北海道大学出版会)。ペルッツの『夜毎に石の橋の下で』の解説で紹介されていた本。


16日(金)




塩レモンラーメン。


17日(土)




素干しあみえび、きのこ、ねぎのオートミール粥。




さば缶鍋、麦飯、まだか漬け(母作)。
さば缶鍋は、鍋に豆腐、きのこや野菜(なんでもいいけど玉ねぎはぜひ入れたい)、さば水煮缶(汁ごと)をどかんと入れて水を足し、味噌で味つけして煮ただけのものだが、これが美味い。粉唐辛子をふって食べるとなおよし。シメはおじやにするもよろし。

おやつ


きびだんご、ほうじ茶。


パッケージのイラストがよい(それで買ったといっても過言ではない)。


18日(日)




トースト、柚子りんご、コーヒー。
柚子りんごは、このごろ話題の土井善晴せんせいのレシピで。刻んだりんご、柚子、砂糖を合わせてしばらく置いておくだけという簡単さで、想像以上に美味い。




クスクス、白いんげんのトマト煮、にんじんとさやいんげんの塩ゆで。
クスクスはファスナーのついてない袋入りのものを買ったので、開封したものを保存瓶に詰め替えようとしてうっかり床にこぼしてしまったり、今日食べる分も、なにをどう間違えたのか湯を必要量の4倍入れてしまったりと、もう冴えないこと甚だしかったが、出来上がりが美味かったのでよしとしよう。

おやつと本


柚子りんご、紅茶、『チェコの伝説と歴史』。
『チェコの伝説と歴史』は児童向けに書かれたものだけど、基本的な知識が不足しているであろう日本の読み手のために、充実した註が付されていて読みやすい。まさに「痒いところに手が届く」親切設計。

本日の散歩写真をいくつか。


サルスベリの梢。


クチナシの実。


カラスたち。


とんだ!


あっち向いてるスイセン。


こういうの好き。


光るロウバイ。


19日(月)




トースト、白いんげんのトマト煮、不知火。
不知火ってみかん、はじめて食べたけどデコポンみたいだな、と思ったら、デコポンの正式な品種名は不知火なんだと。不知火のなかでも糖度13以上、クエン酸量1%以下のものだけがデコポンと呼ばれる資格があるそうな。うん、これ酸っぱかったわ。


20日(火)




あじの干物、麦飯、大根とにんじんの味噌汁。
「魚をきれいに食べますね」と褒められ、「さすが日本海側出身」などといわれることもままあるわたしだけど、実のところ焼き魚をきれいに食べる秘訣は「多少の小骨やヒレなど、ちょっとややこしいものは構わずバリバリ食べてしまう」であって、日本海側出身とかそういうことは一切関係なく、要はズボラでめんどくさがりなのであった。ちなみに煮魚をきれいに食べる秘訣は「執念」(わずかな身のかけらも見逃さないほどの)。

今日届いた本


アレホ・カルペンティエール『バロック協奏曲』(鼓直 訳 水声社)。

晩酌


アテはあじの干物のみぞれ煮。干物は朝食用のといっしょに焼いて、ほぐしておいたもの。うめー。