2016-10-31

日々雑記 2016 Oct. #3

21日(金)

本日の弁当は、玄米ごまむすび(梅おかか)、フリーズドライの韓国チゲスープ、そしてなんかちょっといがんでるりんご。




22日(土)

本日は、うっかり冷蔵庫に入れ忘れたごはんがいたんでいたので、おむすびなし……食堂で田舎うどんとおいなりさんを食べた。

職場の近所で「みちのくいいもんうまいもん」という催しをやっていたので、福島の生きくらげと、餅セット(ずんだ3、ごま・くるみ各1)買った!


ずんだうめえ!!


23日(日)

朝うどん(わかめ、ねぎ、すだち)


食べて洗濯物干したら、仕事。薄暗いのでやる気がほとんど出ないところに、干した洗濯物のせいで、部屋の中が照明点けないといけないほど暗くなり、もともと少なかったやる気が一気に失せた。東山ワンダーランドに出掛けます。

……といって出かけたが、財布を忘れて取りに戻るなどしていて、会場(糺の森)に着いたら1時半。その時点で食べものは軒並み売り切れ。おでん屋さんなど、コタツ(?)に入ってごろ寝されている始末……なんとか買えそうなスリランカカレーの列に並ぶも、わたしの前の人で売り切れ……20分後に土鍋のごはんが炊けるというタイカレーを予約して、やっとこさありついたのであった。


しみじみうまい。生のだろうか、落花生がおいしい。

食べものを求めてぐるぐる歩き回っていて見つけた、ソイチキンから揚げ。


これはビールがほしいと思ったけれども、カップ入りのこれをつまようじで食べるということは、ビール用にあと手が1本ないと飲食不可能なので、あきらめた。

本日の収穫1. 堀博美さんのきのこ本2冊。『ベニテングタケの話』は1冊まるまるベニテングタケ。すごい。


サインいただきました。


本日の収穫2. サボテンたち。


いまベランダ薄暗いのに、たまらず買ってしまった。生きろ!

ほかに、晩めし用に野菜のばらずし。


本日、ブログタイトルを改めた(たいした変更はしていないわけだけど)。


24日(月)

本日の弁当は、玄米塩むすびと野菜汁。


通勤のおともはC. S. ルイスの『魔術師のおい』(光文社古典新訳文庫)。いつも泣き所がひとと違っていると感じるのだけど、この本読んでて、アスランが馬車馬だったストロベリーを天馬にするところで、わたしは泣いた。
 「アダムの小さき息子よ、助けを与えよう」アスランが言った。そして、さきほどからずっとみんなの横に黙って立っていたストロベリーのほうに向きなおった。ストロベリーはときどきしっぽを振ってハエを追い払いながら、ちょっと難しい話を理解しようとするかのように小首をかしげて聞いていた。
 「翼の生えた馬になりたいか?」アスランはストロベリーにたずねた。
 ストロベリーはたてがみを震わせ、鼻を大きくふくらませて、片方の後ろ足で地面をトンと軽く蹴った。翼のある馬になりたがっている気もちがはっきりと伝わってきた。が、ストロベリーはこう言っただけだった。
 「アスランのお望みとあらば。思し召しならば。どうしておれなのか、わかりませんけど――おれ、そんなに賢い馬じゃないので」
 「翼を持て。すべての天馬の父となれ」アスランが大地を揺るがす声で吼えた。「おまえの名をフレッジとする」 (pp. 224-5)
書き写してるだけで泣いております。どこで泣いてるのか自分を観察してみたら、「すべての天馬の父となれ」とそれに続く命名で泣いてますね。なんでだろう。「まったく新しく生まれかわり、そこから歴史が始まる」というのに、どうも弱いのじゃないかという気がする。

433475340X魔術師のおい ナルニア国物語 1 (古典新訳文庫)
C・S・ルイス 土屋 京子
光文社 2016-09-08by G-Tools


仕事帰りに、河原を散歩。ススキが光っていた。


仕事用のパソ子の調子が(だいぶ前から)悪く、やっぱり動作がおかしくなってきたため遊び用にしたパソ子のほうがまだしもマシなので、ここしばらく遊び用パソ子で作業しているのだが、このヒトは真っ先におかしくなった MS Office をアンインストールしてしまっているので、しかたなく Office Online で作業していた。しかしこいつの使い勝手の悪いこと!思い余って本日 Libre Office を入れて、これまでに作ったデータをインポートしたところ、盛大にフォームが崩れて泣いている。これを直すより、イチから作り直したほうが早い気がする。


25日(火)

本日の弁当は、玄米おむすび(桜えび+青のり+いりごま)とポトフ。



おむすびは「えび満月」味。白米でやると、さらに「えび満月」(色的に)。

5年ほど顔を合わせていない友人から、「品名: 本 昆布」と書かれた荷物が届く。どういう組み合わせなのだ。


とにかくハコ開けて本と昆布を隔離せねば、と急いで開ける。いや、なんとなく、本の上に出汁昆布が載っている図を想像してしまっだのだ。すまなかった。


実態はかなり洗練されたものであった。

同封された手紙を読む。なになに、「貰った本と借りた本がごっちゃになってしまったので、返したくない本は勝手に手元においておく」……だと?なんですかそのマイルールは?……まあいい。カズオ・イシグロはあげよう。でも白洲正子『十一面観音巡礼』は、か、返してほしかった……でも気に入ってくれたのがうれしいから、あげておくよ。

4061961861十一面観音巡礼 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)
白洲 正子
講談社 1992-08-04by G-Tools



26日(水)

本日はまわるおすしを食べたので、おむすびはありません。

寿司屋を出て歩いていたら、「安全パトロール中」と書かれたプレートを前かごにつけた自転車に乗ったおばあちゃんがこっちに向かって来たのだけど、ヨロヨロといまにも倒れそうになりながらわたしをかすめて通り過ぎて行ったので、「安全」に説得力が微塵も感じられなかったのであった。

通勤読書は、本日よりJ. R. R. トールキン『指輪物語』だ。長いぞ。

4566023826文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫)
J.R.R. トールキン 瀬田 貞二 田中 明子
評論社 2005-12by G-Tools



27日(木)

本日の弁当は、玄米おむすび(バター醤油味のきのこの混ぜごはん)とフリーズドライもずくスープ。


このおむすびはうまいのだけど、容易に崩壊して惨事を招くので、ラップで包んでむすぶのだ。残ったきのこは、10秒ほど湯通しして熱いうちに塩を混ぜ、密閉容器で保存。


しいたけ、しめじ、まいたけ、えのき、エリンギ各1パック使用の場合、塩は大さじ1弱で、冷蔵庫で1週間を目安に保存。これ、生より保つし、いろいろ使い道があって便利。


28日(金)

本日は弁当写真を撮る時間がなかった。モノは玄米おむすび(かりかり梅とごまの混ぜごはん)と野菜汁でした。

そろそろ間に合わせの玄米も底をつきそうなのだが、新米が送られてくる気配がない。そういえば、姪っ子への貢物に、いちどあげた絵本をもういちどあげてしまった(自分用に買ったものだった)のだけど、「新米といっしょに送り返す」といわれて、「おともだちで誰かほしい子がいたらあげてくれ」と返したのだった。もしや新米も来ないのか?(疑心暗鬼)

ちなみにその絵本はこれ。

しんせつなともだち(こどものとも絵本)
しんせつなともだち(こどものとも絵本)

村山知義の絵はほんとに好きなんだ。


29日(土)

今日は弁当はなしで、食堂できつねうどんとおいなりさんを食べた。

帰宅したら、我が家の一帯でなにやら祭りがおこなわれていた。いろんなところでいろんな催しをやっているため、アメイジング・グレイスと南京玉すだれが入り乱れてカオス。

サンバのリズムに耳を傾けながら、熱燗で一杯というのもオツなものだ。


祭りの人ごみの中、買い物に行くのは疲れそうなので、アテはウチにあるもので。風呂吹き大根、塩漬けきのこのおろし和え、塩らっきょ。


30日(日)

朝はさっぱりにゅうめん。


すだちを絞り込んだおつゆがうまい。

きのう買い物に行かなかったので、昼もありもので。


玄米ごはん、塩漬けきのこの味噌汁、昨日の風呂吹き大根にオレンジマーマレード味噌、車麩と白菜のたいたの、酢橘わかめ。


31日(月)

本日の弁当は、玄米おむすび(チーズおかか、焼き海苔)とフリーズドライ韓国チゲスープ。


うまいですよ。

2016-10-22

日々雑記 2016 Oct. #2

11日(火)

なんとか締め切りは守ることができた。これで社会的に抹殺されずにすみそうだ。しかし、1週間かけてやるつもりだった仕事が実質2日でできたのだから、次回からはもっとサボっていいはず。(よくない)

今日届いた本


バリントン・J.・ベイリー『禅〈ゼン・ガン〉銃』(酒井昭伸 訳 ハヤカワ文庫)、飯嶋和一『始祖鳥記』(小学館文庫)。『禅〈ゼン・ガン〉銃』は、同じ著者の『カエアンの聖衣』がどえらく面白かったと呟いたところ、SF読みの方から教えていただいたのだ。きいた限りでは、これもハチャメチャそう。『始祖鳥記』は、文庫が出たころ面白い面白いと聞かされていたのだけど、裏表紙の紹介文に「全日本人必読!」とか書いてあったので読む気が一気に失せたのだったが、天明期に空を飛んだという、その実在の人物がなんとなく気になりだしたので、読んでみることにしたのだ。どっちも楽しみだ。


12日(水)

昨日から「世界食料デー ・ソーシャルアクション おにぎりアクション2016」( こちらをご参照くださいませ→ 「おにぎりアクション2016」 )が始まった。サイトまたはSNSにおにぎり写真を投稿すると、協賛企業・支援者から、写真1件につき給食5食分に相当する100円が寄付されるという。こ、こんなときに、我が家に一粒の米もないとは……いや、期間は11月30日までなのだから、いくらなんでもそれまでには来るだろうけれども。

日が沈むまえに、買い物がてら散歩に出た。もう彼岸花は姿を消していたけれども、マルバルコウソウがいっぱい咲いていた。


テッド・チャン『あなたの人生の物語』読了。どれもこれもアイディアも素晴らしいけれども、それを扱う手さばきが神業。表題作「あなたの人生の物語」に登場する、「一個の樽が七本の脚に接合されて宙に持ちあげられているように」見え「七個の目」が「頂部をとりまいて配されて」いるヘプタポッドは、たぶん「前後左右」という概念をもたないのではないかなどと思う。重力の影響を受ける環境下の生き物なら「上下」の概念はあるだろうけど。それに「七個の目」と「七本の脚」をもつというのだから、ひょっとしたら「対称」の概念もないかもしれない。映画化されて、日本では来春公開ということだけど、予告編を見る限り、わたしは映画にはあまり期待しないでおこうと思う。なんせ小説が凄すぎる。小説の最後の最後で、あちこちに散りばめられた述懐の意味が一気に鮮明になる瞬間、薄々わかってはいたことだけれども、やはり鳥肌が立った。あの体験が映画で可能なのだろうか。まあ観には行くだろうけれども。むしろ「七十二文字」なんかのほうが映画に向いてるのではないかな?

4150114587あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)
テッド・チャン 浅倉 久志・他
早川書房 2003-09-30by G-Tools


13日(木)

仕事帰りに地下街を通ったら、なんだか素敵なことになっていた。



藤袴アベニュー。よいですね。地上の方も見に行こう。

本日、飯島和一『始祖鳥記』を読み始めたのだが、「『全日本人必読!」だァ? ケッ!」とかいって買わなかったあの時の自分を罰したい。それくらい「この本べらぼうに面白い」感がビシビシ伝わってくるわけです。参りましたねこれは。(もう降参か)

ノーベル文学賞は、ボブ・ディランだって。ちょっと吃驚したのは事実だけど、どっちかというと、「ミュージシャンにやるのか」とか「小説じゃないと」とかいいだす人もいるってことのほうに吃驚した。考えてみればもともと文学とは詩であったわけで、詩はもともと音楽と切り離すべきものではなかったのだから、ごちゃごちゃいうヤツのほうががおかしいのだよ。「小説じゃないと」に至っては、「文学賞」なんだから詩人がとったっていいんだし、過去に実際詩人が何人もとってるわけだし、いわゆる「文学」じゃないものを書いている人がとったこともあるんだし、なんでもいいんですよ、言葉を用いた芸術ならば、ハイ、サヨウナラ!といいたいですね。


14日(金)

E. フッサール『オデーン Ⅰ 』


……失礼いたしました。おでんを煮ました。これから毎日おでん三昧(食べた分だけ具を足すので)。不思議と飽きないものだしね。おでんを食べながらディランを聴く。


トマスの方ね。( Highway 61 Revisited も持ってるけどね)


15日(土)

仕事中にBBCラジオでも聴こうと iPlayer をダウンロードしようとしたところ、日本のストアでは扱ってないから英国のストアで購入せいといわれ、英国のストアではオマエのアカウントはヴェリファイされとらんので日本のストアで購入せいとたらい回しされる。結局 British Radios を入れた。でも British Radios は他局も聴けるし、なにより使いやすかったので、結果的にこっちで正解だったな。ただし広告はウザい。無料だからしかたないな、と思っていたら、課金して広告なしにできるらしい。しかも240円。支払いましょう。いずれアメリカのラジオも聴けるようにしよう。

『オデーン Ⅱ 』(二日目のおでん)。


味がしみしみでうまいのである。


16日(日)

晴れている。外壁工事のため、ベランダに洗濯物が干せるのは日曜だけなので、ここを先途と洗濯する。

朝。


トーストとマサラチャイ。

米なし生活も今日で1週間。超法規的措置として、玄米を自分に許すことにした。「おにぎりアクション」もできるしね!(いいわけじゃないです)

てなわけで、昼。


玄米おむすび(ゆかり+とろろ昆布)、こんにゃくの炒り煮、おいもの塩煮、柿の味醂がけ、麦茶。
1週間ぶりの米の味は、五臓六腑にしみわたりました。柿に煮切った味醂をかけると、柿の味が深くなるのでおすすめです。

でっかいプラムを甘口ロゼワインに漬けた。


繁忙期のわたしの活力源となれ。




三日目のオデーン。


17日(月)

夜食におむすび。


玄米おむすびには、麺つゆで和えた天かす、おかか、紅ショウガ、いりごま、青のりを混ぜ込んだ。要するにたこ焼き味。天かすをウスターソースで和えたらさらにたこ焼き味になるのではなかろうかと思われたが、それをする勇気はなかった。


18日(火)

本日の弁当


玄米おむすび( 刻んでカリっとするまで乾煎りした油揚げを焦がし醤油とバターで味つけしたのと刻みねぎの混ぜごはん、焼き海苔)と、もずくスープ(フリーズドライのやつ)。

某呟き処で「弁慶飯」というのを教えていただいた。味噌を塗って焼いたおむすびを、漬け菜でくるんだもの。めちゃめちゃおいしそうではないか。

本日で職場を去る方から、誤って洗面所に置いてしまいそうな食品をいただいた。


どう見ても整髪料。

飯嶋和一『始祖鳥記』半分ほど読む。やはりべらぼうに面白い。オノレが空飛びたいだけの幸吉が、腐りきった藩政への批判を読み取られて、というかあてがわれて称揚されてしまうところなど、カースン・マッカラーズの The Heart Is a Lonely Hunter に似てんな、なんて思う。


19日(水)

夜、わたしの住む階のどこかで、なぜかカネタタキが鳴いている。


20日(木)

本日の弁当


 玄米おむすび(焙ってもんだわかめと、焼いてほぐしたかますの干物の混ぜごはん、焼き海苔)と、フリーズドライのもずくスープ。

このおむすび(「つまみ御料」という)、地味だけどうまいのだ。かますのかわりに鮭や鯵でもいい。火取りわかめはたくさんつくって密閉容器に保存しとくと便利よ奥さま。


今回は郷里但馬の干しわかめを焙ってつくったけど、カットわかめをフライパンで乾煎りしてもつくれます。

帰宅してしばらく仕事。この繁忙期が終わったら、七輪でなんか焼いて食べたい……

2016-10-10

日々雑記 2016 Oct. #1

1日(土)

中国人のOさんが職場を去るというので、お別れにくれたお菓子。


日本人も食べられるお菓子よー、と笑っていたけど、中国には日本人には食べられないお菓子でもあるのだろうか。「配料」を見ると、小麦粉と卵と糖分が使用されてて、油で揚げてあるのだろうということはわかる。


それにしても1個がでかい。重さを量ってみたら約40gということは、1個約200kcalだな。

夜、アホみたいな量のりんごをネットで予約注文した。届くのがたのしみ。

晩めしに、母が持ってきてくれたニギスの南蛮漬けを食べた。ウチの方ではニギスを「キス」と呼ぶので、これが天ぷらなどでよろこばれるキスとは別の魚だったとは知らなんだ。なんと「ギス」という魚もいて、これとも別の魚だそうで、なんとも魚界は難しいことになっているのだなと思ったことである。


2日(日)

ついカッとなってやった。後悔はしていない。


というわけで、前からフライパンの焦げが気になってはいたのだけど、今回昼飯をつくるのに使おうとしたら内側にサビが出てしまっていたため、ついカッとなり昼飯も食べずにやってしまった。焦げを焼き、サンドペーパーを使ってこすり落とし、洗浄した状態。これに強火で焼きを入れる。


全体が青く変わったら火を止めて冷ます。


再び火にかけ、野菜くずなどを炒めて油をなじませて、完成。すっきりしたけど、疲れた。


3日(月)

このところ、風呂に入るたびに不安になる量の毛が抜けているのだが、人間にも換毛期があるのだろうか。と呟いたところ、「秋は抜け毛の季節」と教えていただいた。よかったよかった、冬毛に生えかわるのだな、と喜んでいたら、「恐ろしいことに換毛にならない人もいるとか」ですってよ。ちょっとそれ抜けっぱなしってことですか。お願い嘘だといって。


4日(火)

バリントン・J.・ベイリー『カエアンの聖衣』(大森望 訳 ハヤカワ文庫)、ほぼ半分まで来た非常に面白い。そしてきいていたとおり、ほとんどまともな人が出てこない。例外は社会学者アマラの助手(?)のエストルーくらいか。これを読んでいる間、わたしの脳内ではなぜか手塚治虫マンガのキャラクターで再生されている。キャラクターもストーリーも、ちょっとマンガ的だからだろうか。


5日(水)

初っ


っさんまウォアアアアアアアッッ!!!


4尾買ったので、残りは有馬煮に。


6日(木)

『カエアンの聖衣』読了。バリントン・J.・ベイリーは頭おかしい(いい意味で)。よくもこれだけ奇想天外なことを思いつくもんだ。改造した生身の体で宇宙空間を行く「サイボーグ人」(日本人の子孫)と、同じく宇宙空間に適応するべく、生身の体は機械の体の臓器とみなす「スーツ人」(ロシア人の子孫)の日露戦争(?)とか。前に「まともな人がほとんど出てこない」と書いたけど、最後まで読むと、「うさんくさい自称実業家」リアルト・マストは非常にまともな人であった。社会学者たち(比較的まともなエストルーも含めて)が実験対象としてしか見ていない「スーツ人」アレクセイを人間として見てつきあい、その特異な可能性に気づいたマスト。その「たったひとりの友だち」の頼みをきいおかげでアレクセイは死ぬことになるのだけど、そのことにひどく衝撃を受けているのは彼だけだったからなあ。この小説で唯一人間味のある人、というかこの小説、人間味のある人がひとりしか出てこないというのがまたなんともいえないわけで。しかし、面白かった。

4150120595カエアンの聖衣〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)
バリントン・J・ベイリー 大森 望
早川書房 2016-03-24by G-Tools



7日(金)

11日だと思っていた締め切りが13日であることが判明したので、安心して酒を飲む。


近所のスーパーが北海道フェアやってたので、サッポロクラシック買った。これ好きなんだな。

明日の弁当用に、なすのカレー作成。


うまいんだ。


8日(土)

本日で米が尽きた。あとは救援物資(妹家から送られてくる新米)が来るまでパンや麺でしのぐしかない。新米の季節でなければ買うのだけど。


9日(日)

米なし生活 DAY 1。

昼はにゅうめん。


天かすがあればたいていなんでもおいしくなるけど、天かすにちょびっと濃縮タイプの麺つゆをかけたのをごはんに混ぜ込んだおむすびや、斜め切りにしたねぎを麺つゆで煮て、天かす入れてたまごでとじた丼などのことを思うと、天かすはやはり米との相性が最高である。悩ましい。

火曜から本格的に外壁工事がはじまるのでベランダで洗濯物が干せなくなるのだけど、それよりもなによりも、まだ現役の琉球朝顔などのツル植物を撤去しなければならないことが痛い。午後、作業。多肉植物やシダのラックを移動させ、琉球朝顔とトケイソウのツルを切ってプランターをどかして、ツルもの用のネットを撤去。数年間据えっぱなしのトケイソウのプランターを動かしたら、ダンゴムシの大群がいっせいに散ってビビった。どこから来たんだろう。

ひとが米なし生活を生き延びようと決意した矢先、近所のスーパーでは、納豆や釜揚げしらすやしば漬けをはじめとする漬物など、ごはんのおともが特売だったりするので、いきなりやる気が失せるなど。悔しいのでスーパーカップ大盛りいか焼きそばを3個買った。フン。


10日(月)

先日、11日だと思っていた締め切りが実は13日だとわかった途端おおっぴらに飲酒してしまったのですが、その仕事はめずらしく本日余裕で完成いたしました。が、18日だと思い込んでいたほうの仕事の期限が、なんということでしょう、明日であることが判明いたしました。……詰んだな。とかいってないで、やります。