2016-05-31

日々雑記 2016 May #3

22日(日)




本日はなぜか盛大にハラがこわれているので簡単にすませて、午前中は母作のどくだみ茶をがぶ飲み。


飲んでからそういや効能知らないなと思い、検索してみたところ、「どくだみ茶に含まれるクエルシトリンは強力な利尿作用と緩下作用があり」って、これ腹こわしてるとき飲んだらダメなのでは。それ以前に、ふつうは調べてから飲むのでは。ああ、腹から異音が。まあ、飲んでしまったものはしかたない。クエルシトリンさんが毒を出し切ってくれりゃいいか、と前向きに考えることにする。

昼はこれ。


おろしそばと、ひろうすとにんじんのたいたの。ハラの具合がよくないときは大根おろしがいいね。

午後、ベランダに出ると、プランターで育てているノビルに花が咲いてた。


紫のラインが入った白の花。かなり愛らしい。もうひとつ花茎を伸ばしていたけど、そちらははすべてむかご。

リトは一頭がもうちょっとで脱皮完了。


もう一頭もがんばれ。

元種つくり1日目。酵母液40g+全粒粉40g。


快調である。2倍に膨らんだところで冷蔵庫へ。

夜はサラダ2種。食糧備蓄棚からクスクスが発見されたのでタブレ、キャベツとゆでたまごの胡麻サラダ。


タブレにはベランダ産イタリアンパセリとバジルを使用。うまし。


23日(月)

元種2日目。昨日の種に酵母液40g、全粒粉40gを足す。


すぐに膨らんだ。順調順調。

夜は昨日の残りもの(タブレとキャベツサラダ)でヱビス。うまい。


24日(火)

そういえば今年はまだ豆ごはんを炊いていない。このあいだ近所のスーパーで「ツタンカーメン」という紫と白のまだらの豆を見たが、「古代エジプト、ツタンカーメンの墓所から発掘された豆」 とかPOPに書いてあったがほんまかいな。炊くと赤飯のようにごはんが染まるそうな。アレでやってみるのもいいなと思ったが、それっきり見てない。うすいえんどうさえそのとき以来見ていない。来年なのか。

元種3日目。酵母液40g、全粒粉40gを足す。ちょっと目を離していたら、溢れそうになっていた。


今回はうまくいくと確信。一日寝かせて、明後日パンを仕込むことにする。


25日(水)

帰宅してから2時間くらい疲れて倒れていたが、起きだしてポルトガル料理の会のメニューを調整。なるべく参加してくれる方々が食べられるものをと思うのだけど、かなり難しい。だいいちポル部長のわたしが肉を食べないという時点で選択肢がおそろしく限られてくるわけで。いろいろなご意見をまとめると、たまごとツナがメインになりそうな気配。週末あたりから試作してみることにしよう。

それにしても、疲れて気持ちが黒い。ピラネージのエッチング集眺めて寝よう(余計黒くなりそうだ)。またはゴヤ(ダメだ)。


26日(木)

風呂に入ったあとでパンを捏ねはじめたので、汗だくになった。


明日は午後早い時間に帰宅できるのだけど、それまで常温でおいておくには気温が高くなってきているので、冷蔵庫でゆっくり発酵させることにして、就寝。


27日(金)

パーン!今回はうまく焼けたのだ。


ふっかふか。ポルトガル料理(Tomatada com Ovos, Salada de Grão de Bico com Atum)と白ぶどう酒(適法)で祝う。ぶどう酒はポルトガル産ではなく、チリ産。値段の割にイケる。


28日(土)

通勤電車で読んでいた本(ジュリアン・グラック『アルゴールの城にて』)がなぜか行方不明になったので、手近にあったミシェル・ウエルベック『素粒子』を鞄に放り込んで、また読んでいる。それにしても、どこに行ったんだろう。かと思えば、どうしても見つからなかったエンリーケ・ビラ=マタス『バートルビーと仲間たち』がすぐ目の前の山にあるのが目に入ったり。毎日この山を見ているはずなのに、なんで突然見つかるんだろう。

アルゴールの城にて (岩波文庫)
ジュリアン・グラック 安藤 元雄
4003751280


素粒子 (ちくま文庫)
ミシェル ウエルベック Michel Houellebecq
4480421777


バートルビーと仲間たち
エンリーケ・ビラ=マタス 木村榮一
4105057715



29日(日)

夢に見る場所はそんなに数多くなくて、とくに登場回数が多いのは海と、あまり幅の広くないまっすぐな川が低い位置を流れていて、その両側に、川に沿う道のある場所。どちらもすごい傾斜がある。海は子供のころよく 行った場所だということは確かなのに、海に向かって急な斜面をつくる砂浜がある。川があるのは京都駅から西へ歩いて10分ほどの所だけど、そんな場所、現実にはない。
今朝は海の夢を見た。急な砂の斜面にたくさんの人が座っていて、わたしはその間を、砂に足を取られながら海に降りていく。砂は乾いているが、空は雨の後のように、黒い雲の間から凄い感じでぎらぎらと青く光っている。海に入ると鯉のような魚がうようよいるが、魚たちは人間にはとくに関心がないらしい。だいたいいつも決まってこう。ときにははずれのほうにある岩場に行くこともあるし、土産物を売っているあたりを歩くこともある。

夢の話はここまでにして、アサーーッ!!


自家製酵母パンのトーストにあんずジャム、ミルクティー。

朝食後、メールをチェックしてたら、これは開かざるを得ない感じのご案内がきていた。



開いてみた。


書名だった。ちょっとがっかりするなど(するなよ)。

ヒルーーッ!!


しかし、油揚げと玉ねぎの丼、厚揚げの南蛮漬け、味噌汁は(具が見えてないが)にんじんと塩漬けきのこって、揚げと玉ねぎとにんじんばっかりだ。

本日のポルトガル料理は Tomates Assados no Forno 。


これが


こう……あっ、ヨルーーッ!ふたつ焼いたが一瞬でペロリ。くりぬいたトマトの中身はサラダに利用。うまし。

ポルトガル料理でイタリアンパセリを使いまくるため、ベランダのイタリアンパセリが見るも無残にハゲハゲでただいま収穫が規制されており、間もなく収穫禁止となる見込み。なん株か増やそうか。


30日(月)

するべき仕事をはやめにやっつけ、友に会う。ひとりは体調不良のため、わたしの合流を待たず帰宅されたが、もうひとりの友にお母様の手作りの本格パウンドケーキを託してくださった。うれしい。もうひとりの友からは、出町ふたばの豆餅をいただく。うれしい。わたしは仕事が終わって駆けつけたとはいえ、友を長く待たせてしまったようだし、手土産もなし(持っていきたくはあったのだ。時間がなかったのだよ。いいわけではなく。いいわけにしか見えないだろうけど)。ひどい。次回は必ず。もらったからお返し、ということではないのだな。なんかこう、自分がいいと思うものをあげたい、という気持ちなわけで、なんかこれ、ワシひょっとしたら、立派な関西のおばちゃんなのではないか。 関西のおばちゃんの100%が飴ちゃんをバッグに入れているのは、たぶんこういうことなんだろうと思ったりする月曜の午後であった。友との話は尽きず、たのしいひとときだった。


31日(火)

仕事を終えて帰宅して、やっぱり疲れて2時間ほど倒れる。しかし明日の仕事の準備をせねば。

なかなか終わらん。というかうまくいかん。仕事用のパソ子の動きがおかしい。いったんシャットダウンして、遊びに流用しているパソ子のほうで、と思ったら更新のインストールとやらで小一時間「電源を切らないでください」をやっている。もう明日にする。明日は早いので、寝る。おやすみなさい。

2016-05-20

日々雑記 2016 May #2

11日(水)

ぶどう酵母液でパン種を仕込む。参考にしたサイトのFAQに「うまくいかないようであれば、強力粉を全粒粉に代えて仕込むとよい」とあり、なんとなくだがうまくいく気がしなかったので、いきなり全粒粉で仕込んでみた。


うまくいってるっぽい。予想外だ(なぜだ)。


12日(木)

本日、所用で訪ねたところが来客中だったので、しばらくぶらぶらしてからもう一度行こうと近所をうろついていて、たまたま入った古書店で、ダニエル・アラルコン『夜、僕らは輪になって歩く』、キルメン・ウリベ『ムシェ 小さな英雄の物語』買った。各1,500円。ミシェル・ウエルベック『ランサローテ島』、フリオ・コルタサル『愛しのグレンダ』、ロベルト・ボラーニョ『2666』もあったが、まだ値がついていなかった。ついていたとしても、この時点で財布に2,000円しかなかったから、どう考えても買えないけど。

夜、僕らは輪になって歩く (新潮クレスト・ブックス)
ダニエル アラルコン Daniel Alarc´on
4105901230

ムシェ 小さな英雄の物語 (エクス・リブリス)
キルメン・ウリベ 金子 奈美
4560090424

ランサローテ島
ミシェル ウエルベック Michel Houellebecq
4309206514

愛しのグレンダ
フリオ コルタサル Julio Cor´azar
4000221523

2666
ロベルト ボラーニョ 野谷 文昭
4560092613


13日(金)

腰が痛い。ここ何年かは酷い腰痛はなかったのだが。でもまだ歩けるだけマシか。

考え事をしていて階段を踏み外した話を知人にしたら、何を考えていたのか訊かれた。覚えてないけど、だいたいいつも何か考えてる、というと、最近どんなこと考えてるのかと問われたので、走馬灯のこととか、夏みかんとはどういうことを指すのかとか、と答えた。彼女は妙な生き物を見るような目でわたしを見た。あっ、これはいかん、ちゃんとしたことだって考えているのだとアピールしなければ。あの、「夏みかん」問題はですね、みかん界における夏みかんの位置づけを語学的な見地からはっきりさせようとする試みだし、えっと、あとはアレだ、「バカボン」とは果たして固有名なのかとか……彼女は哀れむようにわたしを見た。うん、もう、なんかいろんなことがどうでもよくなりましたね。


14日(土)

たぶん衣類の害虫の成虫であろう蛾が部屋の中を飛びまわっている。いや、米の害虫の成虫かもしれない。なんにせよ、出ていってほしい。


15日(日)

午前4時半から1時間ごとに悪夢を見て目を覚まし、最後は家族旅行で泊まった旅館に、後から合流してきたローリー寺西氏から土産を買ってきてくれと金を渡されるが、結局一緒に買いに行くことになり、彼が生マグロを1本買うのを止めることができなかったところで目が覚めました。おはようございます。

鮮度落ちるの早いからやめろっていってもきかないんですよ、ローリー。

朝めっしーは、はちみつくるくる巻きパンケーキ。


これはイースト使用。次回は例のアレでいってみようと思う。

食べたらパンを仕込む。


仕込んだら、ついにこたつの片づけに着手。掃除していて耳掃除には欠かせない綿棒の容器をうっかり取り落として大破。愕然とするが、床に散らばってしまったものは仕方ない。掃除用に使うしかないな、と元容器に収めようとするも、まあ入りゃしない。これが「覆綿棒容器に返らず」という故事である。なかったですか、そんな故事。ともあれ、どうにかこうにか綿棒を容器に押し込んで、夏のちゃぶ台として使用している二月堂を出す。ああ、やっと我が家に夏が来た。

昼めっしーは大根そば。


大根は7cm分ほどを切って湯がいた(1~2分湯がいて氷水に放す)のだけど、残った分は夜にサラダにでもして食べようと思っていた。が、麺つゆで食べるシャキシャキ大根がうますぎて、つい追い大根してしまい、結局全部(写真の大根のおそらく3倍量ほど)食べてしまったのだった。

仕込みから2時間のパン。


だいたいどんなつくり方を見ても「2倍程度になったら」って書いてあるんだけど、目測で体積2倍なんてわかりゃしねえ。ので、ちょっとふくらみ方が足りないような気はするが、まあいいでしょ、食えないことはないはずだ、とこいつに正拳突きを入れる(ガス抜き)。

午後は本の整理をしつつ、某呟き処で流行している「文庫川柳」用の選書。川柳より短歌のほうがつくりやすいように思う。もちろん、クォリティが高いのがつくれるという意味ではなくて、文字数が多いぶんやりやすいというだけの話。やってると楽しい。楽しいが、肝心の本の整理がおろそかになる、というか、室内における足の踏み場がどんどんなくなっていく。危険な遊戯である。

わりと評判よかったものをひとつずつ。


「沖で待つ 双頭の船 猫の客」



「停電の夜に 甘い蜜の部屋 葡萄酒の色 血のごとく赤く」

自分で気に入っているのとほかの人が評価するのって違うんだな。ちなみに自分が気に入っているもの。


 「ペンと剣 これはペンです アメン父」



「まあだかい リア王 マクベス ハムレット 愚者が出てくる、城寨が見える」

  遊びに熱中片づけに熱中していてパンのことをすっかり忘れたまま夕方になった。やっぱりふくらみが悪いような気がするが、焼いてしまう。


まあそれなりに焼けた感じ。匂いは甘くとてもよろしい。けっこうずっしりしたドイツパン風で、これはこれで嫌いではない。そして天然酵母の場合1次発酵にひと晩かかる、なんて説明も見てしまったので、ひょっとしたら少し早かったのかもしれない。まあ、やはり発泡が少し弱いようなので、元種はパンケーキなどに使うことにする。


16日(月)

朝食に、ぶどう酵母の種を使用した、そば粉のパンケーキ。


焼けたものからはちみつをかけて5枚重ね。これは軽くてなかなかよろしい。

夜、しばらく前から痛かった腰が、本格的に痛み出す。困る。


18日(水)

ぶどう酵母の二代目を仕込む。前回使用したのとはちがう干しぶどうで仕込んでみる。


19日(木)

腰痛が酷く、床に落としたものを拾う姿はさながら生まれたての仔鹿のよう。いやそんな可愛くないですねすみません。

仕事帰りに、職場から徒歩約20分のところにある〇ックオフに行く。ローラン・ビネ『HHhH(プラハ、1942年)』が960円。半額以下である。であるが財布どころか預金までがこころもとない昨今。こないだ古書店で3,000円も使ったところなのに。なのに。なのに。と悩むこと2時間(悩んでいただけじゃないけど)。悩みすぎで頭がオーバーヒートしたのでなにも買わずに帰る。阿呆である。いや、それより腰がめちゃくちゃ痛い。当たり前だ。

HHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション)
ローラン・ビネ 高橋 啓
4488016553


20日(金)

昨日〇ックオフで悩んだのがいけなかった。朝目が覚めて最初に出た音は「いでででででで」。まずい。かなりまずい。伝い歩きをはじめたばかりの赤子のような足どりで、そろりそろりと仕事に出かける。

帰宅後、酵母液のびんを見ると


二代目、覚醒。前回より早く、勢いがいい。たのもしい。

2016-05-10

日々雑記 2016 May #1

1日(日)

本日快晴、気温も暑くなく寒くなくちょうどいいのだから戸外を楽しめばいいものを、春の古書大即売会が本日初日。会期中の休日は今日だけなので、行ってきた。

本日のおこづかいは5,000円。まずはめぼしいものをチェックしながら全ブースを見てまわろう、と見はじめた最初のブースで講談社学術文庫の「西洋中世奇譚集成」シリーズ5冊3,000円を見てしまう。これ買っちゃったら予算の60%がなくなってしまうではないか。きゃ、却下……だな、うん……

筆記用具を持っていくのを忘れたので、どのへんになにがあったかをアタマに刻みつけながら見てまわること2時間にして、やっと半分。すごい量だ。4時間かけて、どうにかこうにか全体を見終え、チェックした本を回収していく作業に入る。木村泰司『名画の言い分』450円、W. G. ゼーバルト『土星の環』の英訳400円、姪っ子たち用の絵本、「トマトさん」700円は売れてしまっていたけど、ほかに目をつけていた「しんせつなともだち」350円、しずかでにぎやかなほん」550円、「ぼくじょうのくまさん」500円は残っていた。「トマトさん」の700円が浮いたということは、ウニカ・チュルン『ジャスミンおとこ』2,000円買ってよし。これで4,250円、税込み4,590円、よっしゃ予算内!素晴らしい!

買った本、自分用。


なにも、なにもおっしゃいますな。みごと予算内におさめることに成功した、自分へのご、ご褒美?ってやつ?

姪たち用。


「しんせつなともだち」はひょっとしたら以前に貢いでいたかもしれないが、まあそれならそれで、だれかおともだちにあげてくれたらいいか。よい絵本だから。

しかし、会場内で聞こえてきた買いすぎを諌める声に吹いた。「考えて?自分の座る場所が狭まなんねんで?」……しかと心に刻みましょう。


 4日(水)

最近、毎日のように足を踏まれている。

一昨日: 電車から降りた途端、後ろの人に靴のかかとを踏まれて靴脱げる。
昨日: 電車に乗り込んだら、前の人が突然方向転換して左足を踏まれる。
本日: スーパーのレジ待ちの列に並んでいたら、列を離脱しようとしたおばちゃんに右足を踏まれ、さらにカートで轢かれる。

 ……明日は何が?(怖い)


5日(木)

とくになにも踏まれたり轢かれたりしませんでした。


7日(土)

先月末に仕込んだぶどう酵母液が発泡しはじめた。


もうダメかと思っていたけど、ヘンなニオイもしないので、一日様子見ようと思っていたところだった。よかった。


8日(日)

朝。うっすいパンケーキにレモン汁と砂糖かけてくるくる巻きにしたの。


レモン汁は瓶詰めの。これをぶどう酵母で発酵させた生地でつくりたいわけであって、決して密造酒をつくろうとしているのではないことをご承知おきくださいませ(いえばいうほど怪しさが増すのはどういうわけだろうか)。

昼めしはギョニソナポリターン!


むやみに元気なのは、これ食べたら、部屋を片づける事業に着手するので、無理にでも気持ちを盛り上げていきたいからだ。突然片づけをはじめようという気になったのは、先日仕事に必要な資料が家を出る直前まで見つからないという、あわや大惨事という事件が起こったからである。本気でこれはいかんと思ったのである。やるぞ。しかし、まあコーヒーでも飲んでから。


ということで豆を煎るところからはじめているわけだが、断じて逃げてない。断じて。飲んだら片づける。当然である。


うん、スッキリ片づきましたね。食器棚が。待ってください、違うんです、逃げてないです。外堀から埋めるタイプなんです。外堀しか埋めないくせにって今だれかいいましたか?それともひょっとして己の心の声が口から漏れたのですか?それですか。それですね。このあとベランダに出て農作業にいそしみましたからね。


棒にしたアボカドに芽が出てましたよ。よかったよかった。片づけなんてね、明日やればいいんですよ。今日は台所と食器棚がものすごくきれいになった、それを寿ごうではありませんか。

夜はきゅうりそば(写真はありません。ゆでて冷水でしめたそばに、鬼おろしで粗くおろしたきゅうりをのせ、麺つゆをかけてかき混ぜて食べるの)。今日米食べてないな。


9日(月)

仕事が終わってから本丸を攻める(訳: 居間を片づける) 。片づくわけがない。まあ多少進みはしたのでよしとする。


10日(火)

昼休み、なんでかわからんが、ふと「走馬灯」という言葉が浮かんだ。死ぬ間際に「人生の出来事が走馬灯のように去来する」 とかなんとかいうアレである。しかしその「走馬灯」というもの自体がよくわからない。「走る馬の灯」である。「去来する」のである。よぎったり、駆け巡っ たり、くるくる回ったりするのである。ということは馬が走っているかのように眼前をよぎる灯なのであろう。ことによるとくるくる回っているのかもしれない。馬が。いや、なんなのだそれは。そんなものを実際見たことのある人はいるのだろうか。そう思いはじめると、もう気になって気になって走馬灯がゲシュタルト崩壊するほど走馬灯のことを考えた。それはそれは仕事が手につかないのだがしかたがない。なんせことは走馬灯である。帰りの電車の中でもつい走馬灯のことを考えてしまい、ただでさえ電車内では頭に入らないジュリアン・グラック『アルゴールの城にて』が1ページも進まなかった。帰宅して、はやるこころをおさえつつ、パソ子に電源を入れ、ググってみた。答えはこれだ。


あっ、はい……お盆の仏壇前にあるアレですね。そうですか。

走馬灯がなんだかわからなかったときは、帰ったら「走馬灯を(死ぬ間際に見るというアレではなく)実際に見たことが 1.ある 2.ない」でアンケートとってみたりしようかなー、なんて考えてワクワクしていたのに……ああ、知ってしまった今となっては、盆提灯がなんだか色あせて見えらあ。いや、ないですけどね、ウチに、盆提灯。

明日の仕事の準備をしないといけないのだけど、めちゃくちゃ眠くて今やっても効率が悪そう。明日早く起きてやることにして、21時過ぎに寝るとしよう。おやすみなさい。

2016-05-01

日々雑記 2016 Apr. #3

22日(金)

早朝5時30分起床。毎週金曜の早朝たのしみにしているラジオ番組を聴き、麦飯を炊いて「じゃこひじきごぼう」を具にして海苔で包んだものをふたつ、朝食用と昼食用につくり、飯の残りは冷凍する。明日からなんと三連休が取れたので、本日の滋賀県某所での仕事が終わったら帰省するのだ。

イナカに持って帰る本、うーむ読みかけの『プラットフォーム』はそりゃ持って帰らんといかんでしょ、あと『ジャングル・ブック』、『ユニヴァーサル野球協会』、『庭仕事の喜び』のどれにするか……全部は無理だしなー、でもなー……とか悩んでいたら、乗るべき電車に乗れなくなり、到着が1時間以上遅れるはめに。そして持って帰ったのは結局


上記の本全部に加えて『玉子 ふわふわ』って1冊増えとるやないかい。

姪っ子たちへの貢物はこれら。


気に入ってくれるといいな。

就寝前、寝床で早川茉莉 編『玉子 ふわふわ』を読む。


23日(土)

朝、両親が連続テレビ小説を見終わって、なにやら用事で出かけたのをいいことに、「Eテレキッズスペシャル」を見放題。「ひつじのショーン」がいいのはわかってたけど、「はなかっぱ」が意外に面白い。

雨の降り出した午後、妹家ご一行様ご来駕。義弟は仕事があるとて今回は会えず。土産を渡して後、なんだか知らんが父の発案で、全員で日帰り温泉に行くことに。うちからは城崎温泉より近いところにある、円山川温泉というところ。母いわく、あまり客がいないのがいいとか。そら城崎と比べたら、知名度がね。

妹の運転する車に乗り込んで、出発。車中ミュージックは「タイムボカンシリーズ全曲集」(というタイトルかどうかはしらないが)。4歳児と2歳児が「どんどんどろんぼお~おお~おお~♪」と歌っている。キミら知らんやろに。しかしあらためて聴くと、きわめて日本的な旋律なんだな。演歌だね。

歌に飽きたのか、突如はじまったしりとり大会で圧倒的な強さを見せつける(おとな気なし)などするうちに温泉着。車が4台ほどとまっている。なるほど少ないなと思っていると、「今日は多いいで」と母。普段どんだけ少ないのだろうか。大丈夫なのだろうか。

浴場へ。ガラガラである。大丈夫なのか、ほんとうに。まあ、ゆったり入れていいんだけど。城崎の外湯みたいな情緒はあんまりないけど、源泉掛け流しのホンモノの温泉。湯温は熱すぎず、ぬるすぎず、いやちょっとぬるめではある。お湯の出口に「飲めます」と書いてあるので、その緑褐色の湯を飲んでみる。めっちゃくちゃ塩辛い。海水じゃないのかと思ってしまった。あとで泉質を見たら、「 カルシウム-ナトリウム塩化物強塩泉」とあった。そら辛いわ。

露天風呂もあるので入ってみる。ぬるい。たぶん体温より低い。雨降ってるからだろうか。しかしぬるい。とか思っていると、調子に乗りすぎた幼児がわたしのすぐそばで滑って沈むという珍事が発生。助けると本人大笑いしてた。まあ無事でなによりであった。

いやー、ここ、湯は極上なうえに、城崎みたいに人がいっぱいいない。これはいい。かなり気に入った。うん。

夜、寝床でダイアン・アッカーマン『庭仕事の喜び』 を読む。


24日(日)

午前5時30分、昨夜9時に就寝した姪たちのはしゃぎ声に叩き起こされ、寝なおすわけにもいかないので、寝床で『ジャングル・ブック』を読む。

朝食後、両親は地区の溝掃除に出かけ、妹様はネットで研修かなんかやるというので、用事のない(比較的に、ということなのだが)わたしが姪たちにつきあって「なんとか(覚える気力なし)プリキュア」を見る。目が異様に疲れる。一般家庭に大画面のテレビって必要なんだろうか。姪たちにヨーグルトを食べさせ、その間ロバート・クーヴァー『ユニヴァーサル野球協会』を読む。

妹様の用事が終わったようなので、川のほうへ散歩に出る。


ツルマンネングサだ。かわいい。

1時間後。「散歩してくる」といって出かけたはずなのに、気がつけば本気で山菜を採っていた。


この量、冷静に見ると、自分は阿呆なのではないかと思えてくる。

ノビルが生えているところを見つけたものの、「散歩」に出たはずだったのでなんの装備もなく、 そのへんに落ちてた棒で掘り、棒が折れたのでこれしか採れなかった。午後から移植ゴテ持って行く。ってやはりわたしは阿呆ではないのだろうか。

だが行った。ウチの移植ゴテは柄が折れていたので、まず100円均一ショップに出かけて移植ゴテを購入してまで行った。阿呆確定である。

だが掘った。100均ゴテが曲がるほど力をこめて掘った。


掘って帰ると、我が家の皆さんはわたしを待たずにわたしのみやげの京バウムを食らいつくし、さらに姪たちがおネムだからと妹家は帰っていったという。ああ無情。

まあいい。このあとはアクとの戦いである。ワラビは重曹をふりかけ、熱湯を注ぐ。ひと晩おいて、水にさらす。



イタドリは皮をむいて沸騰湯に漬ける。


5分ほど漬けたら水にさらす。

ノビルは、大きい株といっしょに採れてしまったまだ小さい株や分球した球根がいくつかあったので、それは庭に植えるとして、残りは根を落として、枯れた部分を取り、水洗い。


一部は刻んで花かつおとともに味噌に混ぜる。


ごはんに乗せたり、湯を注いで即席味噌汁にしたりと重宝する。

あと、ぬたにする分をさっと湯がいて、今日はここまで。夜、寝床でミシェル・ウエルベック『プラットフォーム』を読む。そこはかとなく不愉快になるのにやめられない。なんだろう、これ。


25日(月)

朝食後、両親はなにやら会合があるとて外出。留守番しながら『ユニヴァーサル野球協会』読む。

昼飯はわたしひとりなので山菜定食にする。


ワラビぽん酢がけ、イタドリとワラビをちくわと炒めて甘辛く煮たの、ワラビの味噌たたき(味噌は昨日つくったノビル味噌を使用)、ノビルのぬた、ノビルと油揚げの味噌汁。

 残ったノビルの球はしょうゆ漬けに。



夕方、土鍋で炊いたごはんに梅干を乗せたのを持たせてもらって帰る。 ワラビとイタドリも少々。持ち帰った本5冊は、結局どれひとつとして読み終わらなかったが、まったく開くことすらしなかった本もなかった(要するにあれもこれもと、つまみ読みしていた)ので、無駄に大量の本を持って帰ったわけではなかったのであった(と思っておきたい)。


26日(火)

朝からひどい頭痛。しかし、考えごとしながら歩いてて階段踏み外して捻挫した(マヌケ)右足首のほうが痛い。


27日(水)

ありがとう、0円野菜。


ワラビごまだれ、イタドリ佃煮、ワラビ佃煮、麦飯、ワラビの粕汁。ワラビの粕汁はいいぞ!これは声を大にしていいたい。


28日(木)

【悲報】長年愛用していたタイ製の Happy Bird 弁当箱(とろみのないカレーを入れても漏れない!)の蓋の取っ手が取れました……悲しい


洗っている最中の出来事でございました。

ところで本日、 iPod Touch として使用している iPhone に Kindle を導入、さっそく夢野久作の「〇〇地獄」、「〇〇〇〇地獄」、「〇〇地獄」(地獄ばっかりね)、それに「〇〇〇、〇、〇〇〇」(全部伏字でもわかるね)をダウンロードした。まだ読んでない。


29日(金)

昼めっしーはじゃがいも&キャベツ。


食後に豆乳マサラチャイ。


しみじみうまい。


30日(土)

世間的には連休だけど、わたしには一切関係ない。今日も地獄のような仕事をしてきたのだった。


しかし琉球アサガオや、


トケイソウは芽を出したし、


ハオルチアは花を咲かせている。うれしいのでこのところ飲んでなかったビールを飲む。


アテはめかぶ納豆、根三つ葉とかまぼこのわさび醤油和え。うめえ。